小児科を受診しようと思ったとき、自宅より遠い場所にある、予約がいっぱいで受診できない、または受診はできるが待ち時間が長いなどのハードルが高い場合も多いです。そのため、子どもに風邪などの症状が出ていても、比較的軽い場合には少し様子を見てみようと、受診をしない選択をすることもあるでしょう。

しかし、苦しんでいる子どもの姿を見るのは辛いものです。早い段階で受診して、症状に対する薬を内服して改善すれば一番良いですが、少し受診を迷っている間に症状が悪化してしまう可能性もあります。たとえば、初めは風邪の症状だったとしても、それが悪化すれば肺炎に発展する恐れも考えられるでしょう。

そうなると高度な治療が必要になるだけでなく、治療自体にも時間がかかってしまいます。こうした状況を避けるためにも、小児科は早めに受診することがポイントです。利便性に問題があると考えたときは、やはり一番近い病院を選ぶことが重要となってきます。評判や口コミが気になるようであれば、移動手段があるなら少し遠く離れていても、評判を聞いたうえで受診する小児科を選んでも良いでしょう。

また、近くの小児科が込み合っていて待ち時間が長いことも少なくありません。その場合は予約ができるのか、予約をした場合でも待ち時間は長いのか、さらに緊急時は予約なしでも受診できるのかなどをチェックしておくことが大切です。さらに、きちんと話を聞いてくれるのか、治療方針を示してくれるのかは医師が信頼できるか見極めるポイントになります。